ジェンナーロ・イヴァン・ガットゥーゾと私、2

サッカーとかを愛する馬鹿な男のページ。

ダークナイト・ライジングを見てきたよ。

以下感想ー。ネタバレしまくりんぐだぜ!

・まあ実を言うとモヤモヤしている。個人的には単体の映画としてはOK、クリストファー・ノーランの撮る「ダークナイトサーガ」の最終章としてもまあOK、でもあの傑作クライムサスペンス映画であるところの「ダークナイト」の続編と思うと…。
・まあそれもこれもヒース・レジャー演じるジョーカーがあまりにも偉大なせい。今回のベイン(あと裏ボス)のやってる事の方が激しいんだけどどうにもキャラが一直線すぎて、ねえ? いやベインは悪くないんだよ、悪くない。今回の完結編の相手としても申し分の無いヴィランですよ一回バットマンに勝ってるし。うん、モヤッとしてる! ああでもバットマンの背骨を折った瞬間はニヤリとしてしまった。
・あと映画のテーマもとっちらかっちゃったというか、ダークナイトが「善と悪」「秩序と混沌」を軸にバットマンとジョーカーを表裏一体に描くことにより、バットマンの苦悩とゴッサムシティの問題を否応なくえぐり出していたんだけど、今回はなんかうん、言いたいことは分かるけど…みたいなのが。
・いやこうして見ると書きたいことは色々あるのになんか上手く書けないや、最初からやるんじゃなかった!
・とりあえずアン・ハサウェイ演じるキャットウーマンはアクション含めて素晴らしい。猫耳カチューシャがゴーグルになる所はいかにもリアリティ、というかこのシリーズをヒーロー物として書きたくないノーラン監督の意地よね。
・まあでも俺がワーナーブラザーズの幹部だったら監督説得して「なあ、ハサウェイたんでキャットウーマンのスピンオフ作りたいんや…ハル・ベリーの二の舞にはせえへんから権利と許可出してえや…」と口説くところだね。
・裏ボスさんですが原作知ってる人間だとベインがラーズ・アル・グールの血縁関係者とは考えられないのでああこれが伏線かーと思ってしまい正体にも名前で気付いてしまった逆に悔しいビクンビクン。
スケアクロウはとりあえずどうなったんだろうこの映画の中で一番殴りたいキャラだよね! っていうかヴィランの中で唯一の皆勤賞。
・ベインが開放した収容所にジョーカーがいたと妄想すると楽しい。
・ブレイク刑事がロビンに、というか本名がロビンだからまあナイトウィング名乗るんじゃないかと予想する訳ですがもしそうなったらアイツの下半身には気をつけなきゃだわ!!
・まあすごくまとまりなく終わりますが満足半分、不満足半分、みたいな感じですけれどもダークナイト見た奴は見に行かなきゃいけないだわさよ?

(追記)
・「バット」、カブトエビみたくて可愛いけど黒いからゴッキーも思い出したりもするけどそんな細かいことはどうでもいいからキット化をどこか早く。