ジェンナーロ・イヴァン・ガットゥーゾと私、2

サッカーとかを愛する馬鹿な男のページ。

“アンチェロッティ・ミラン”に秘められた「可能性」

http://www.fujix.co.jp/varietyfootball/column/gaiti_21.html

404 Not Foundさんはいつもいつも非常にためになる戦略論で俺は唸ってばかりなのですが
ミランファンとしては見逃せないコラムをアップされましたのでここに紹介。ガットゥーゾが
評価されていてうれしいなあ(リーノはそのスタイルからして毛嫌いする人も多いですから。
その姿勢と仕事っぷりから褒め称える人も多いですけど)、という気持ちもありますけれども。
しかしアンチェロッティ・ミランの戦略を「試合のタスクを握るピルロと中盤のフィルターと右
サイドの守備全般を司るガットゥーゾの負担を減らすため、相手に攻撃をさせないための守備
的ボールポゼッション志向、その為の攻撃的姿勢を持つ選手の活用」という見方はさすがっす。
こう理論的に書かれているとあ、そうなんだと分かります。正直今のミランがサッキ率いるグ
ランデ・ミランのあの強さに匹敵するかどうかはわからないっつーかあそこまでのチームがま
た出現するのか? って言う疑問はあるんですよね。あのチームってサッキっていう戦略・戦
術に特化した監督とバレージって言う個人能力と統率能力が信じられないほど高かったDFとオ
ランダからやってきた才能ある三人の選手が揃った(もちろん他の選手も素晴らしかったんで
すが)ことによる奇跡の化学反応だったと思ってるんで。今のミランの選手達が能力的に劣っ
てるとは思いませんが、逆に言えばあのグランデ・ミランを越えるためにはアンチェロッティ
のタクティクスがどこまで冴え渡るか、にかかってると言うわけでそういう点では期待してい
る面もあります。クレスポ・ドラソー・スタムと各ポジションに一人づつ補強をした事がアン
チェロッティの戦略にどう影響するのか、楽しみです。マルディーニが左サイドに入った場合、
それだけラインを上下できるのか。またカフーを下げてマルディーニがCB、スタムが右サイド
を勤めた場合はこの守備的ポゼッションサッカーを貫くのか、それともスタムはあまり上がら
ずにガットゥーゾピルロのフォローを主とさせるのか。いや楽しみです。

とここまで書いておいてなんですがサッカーってのはこういった戦略を越えた部分が楽しい、
って部分も大きいんですけどね。