ジェンナーロ・イヴァン・ガットゥーゾと私、2

サッカーとかを愛する馬鹿な男のページ。

EURO2004 グループB 第二節

なんと言うかイングランドとスイスの試合ははじめて下馬評通りの実力差により試合結果な
気がします。イングランドは決して上手く攻撃が繋がっている訳でなかったのですが、個人
の質の高さで三点もぎ取りました。一点目のベッカムのフィード→オーウェンがフリーで受
けて中に切り込み浮かせたパス→突進したルーニーがヘッドで押し込む、はその質の高さを
まざまざと見せられました。ルーニーはEURO最年少得点記録樹立。おめでとう。そのまま守
備を固めてカウンター、はフランス戦と全く同じプランだったんですが、流石に二度も同じ
事をやられてはかなわん、と点を取れたのは大きかったですね。ヴァッセルの献身的なプレ
ーが効きました。

逆にフランスは先制したものの守備陣がふがいなく逆転され何とか追い付いた試合。中盤の
底は間違いなくトップレベルにあるのでフィルターは効いている筈なんですが、ミスをして
しまってはどうしようもないわけで。フランスのDFはここにきてかなり不安要素として上が
ってきました。

これでグループBは一応全チームに勝ち抜けのチャンス。といってもスイスはかなりきついの
で実質3チームの争い。フランスはスイスと引き分けるだけでオーケーなのですが、上にも
書いたDFが、ハカン・ヤキンを中心とするセットプレーにやられる可能性もあり。とはいえ
大量得点で負けない限り、しかもクロアチアがイングランドを敗らない限りはグループリー
グ落ちはありません。そのクロアチアはここで踏ん張るでしょうし、先取点さえ取れればク
ロアチアらしい堅実なサッカー(本当に元ユーゴスラビアだとは思えない、セルビア・モン
テネグロも見習って欲しいですよ)が炸裂するんではないでしょうか。