ジェンナーロ・イヴァン・ガットゥーゾと私、2

サッカーとかを愛する馬鹿な男のページ。

今年のミランの試合振りの雑感

前にやるって言ったんでやります。

といってもカカとカフーとパンカロが加わって本当に良かったね、ぐらいしか言えないん
ですけれども。正直カカをミランが獲得した時は青田買い以外何者でもないと思いました
が蓋を開けてみればあそこまでチームに溶け込むとは全く思いませんでした。カカすげえ。
ただカフーとパンカロの加入も下手すればカカ以上に意味があったというのは声高に言い
たいですけれども。当たり前の話ですがサイドからの攻めが加わったのはチームとしてと
ても大きかった。去年はカラーゼが思いついたように上がるか、シェフチェンコが一生懸
命動き回ってその結果としてポジションをサイドに移して、というぐらいしか無かったで
すからサイド攻撃。そういった点ではあまり大きく動かなかった補強がピンポイントに働
いたのが17回目のスクデットの要因だったと言うクソつまらない結論に収束する訳ですけ
れども。まあ途中でリバウドがいなくなるって言う事もありましたけど。

他、ビルドアッパーピルロの相変わらず精度の高いパスと高まった守備能力、それとは逆
に高いプレス能力でチームに貢献しつつ、周りに影響されて攻撃的な面でも働く事が出来
るようになったガットゥーゾ、フォワードとしてのポテンシャルを完全に取り戻したシェ
フチェンコ、バックアッパーとして非常に質の高いプレイをしつづけたトマソン&アンブ
ロジーニ、センターバックのコンビとしては世界有数のマルディーニ&ネスタとこうして
挙げていくとやっぱりこんだけの選手がいればそりゃ勝つわな、という結論に。個人的に
は「いいサッカー」という点では二位になったローマの方が上だとは思ってるので、そこ
らへんは運も良かった。サッカーってやっぱりそんなものなのかもしれません。