ジェンナーロ・イヴァン・ガットゥーゾと私、2

サッカーとかを愛する馬鹿な男のページ。

スパイダーマン2

見てきました。以下ネタバレあり。



あーもうすげえ面白かったというかアクション映画なのに何度もグッと来て涙堪えるの
に必死になってる自分がいましたよ。ちなみにグッと来たシーンは「家事」「メイ叔母さ
んの引越し」「電車」でした。多すぎ。というかサム・ライミの直球な演出がツボには
まりました。今時「強い振動にあわせて画面をアップにする」効果をごくごく普通に使
うのって新鮮ですよ。

この映画の成功の一つの要因としては間違いなくドクター・オクトパスがあるわけで。
最初に公開されたスチール写真に写っていた人工アームをつけたドクター・オクトパス
を見たときから期待していた訳ですが期待に違わぬ人工アームの可愛さよ。シャー。つ
ーか僅かな時間で元の人格が善良な人格を持つ優秀な科学者だと分からせるうまさ。こ
れが上手くいっているからこそ狂気に目覚め、凶行に走るドクター・オクトパスが生き
てきました。つーか目で演技できる人を選んだのは大正解でした。

また前作では描ききれなかった大きな力を持ってしまった男の苦悩も上手く描き、なん
つったってピーターはあんまり悩みすぎて力なくしちゃう。元々悩んでたんでスパイダ
ーマン止めちゃう。ここからがサム・ライミの真骨頂。こっちも復帰するって分かって
るのにこれからどうするの? と思わせる演出。スパイダーマンという作品にとって一
番の収穫は映画を作る際にサム・ライミが監督をやった、それが大きかったと思わせる
演出。サム・ライミ最高。あとMJは性悪。