ジェンナーロ・イヴァン・ガットゥーゾと私、2

サッカーとかを愛する馬鹿な男のページ。

沙耶の唄

クリアしました。いやこのゲームに関してはクリアと言うより読了しましたという言い方の方が
ふさわしい気がしますが。選択肢二つですから。面白かったので感想をば。ネタバレしないと感想
書けそうに無いんでネタバレありの方向性で。



〈以下激しくネタバレ。クリアした人か、別に構わない人等だけお読みください。反転はしません。〉
クリーチャー系ホラーであると同時に純愛なストーリー。事故によりこの世のすべてを受け入れらな
くなった男と人間には受け入れる事が出来なくなった異形。お互いがお互い彼らしか受け入れる事が
出来ない事実。もちろんまわりは普通の認識力しかないので彼らの商業は受け入れる事が出来ないわ
けです。話的にはゲーム中にも出てきますが手塚治虫火の鳥なんですがあちらはロボット相手だっ
たのが今作は相手がどろどろ系のクリーチャーな訳でそれだけでホラーでしかもカニバリズムでぐっ
ちゃぐっちゃ。なんかイタリア人監督が作る下品なホラー映画を思い出しました。が、さすがは虚淵
玄。なんかすごく「綺麗」な作品との印象を持ちましたですよ。出てくるCGはげろげろなんですが。
出てくる3つのエンディングもきれいに着地していて好評価。個人的には「主人公、病院で沙耶を待
ちつづける」エンドがストーリーとしては途中で終わるものの、まさに純愛物なのでいいと思いまし
た。

とりあえず短いですしゲームとは言い難いシステムですがストーリー・CG・音楽と全てにおいて良作
との印象をもちましたので問題ナッシング。お薦めいたします。