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ジェンナーロ・イヴァン・ガットゥーゾと私、2

サッカーとかを愛する馬鹿な男のページ。

「破壊者」ズラタン・イブラヒモビッチ

現代サッカーに戦術は必要不可欠だ。そんな事はサッカーを少しでも知っている人間なら誰でも知っている。あのリオネル・メッシでもクリスティアーノ・ロナウドでも、大きな目で見れば戦術の駒の一つでしかない。しかしそんな中、ごく稀にそれを一人で粉々に砕いてしまう選手がいる。例えば上記の二人。例えば奇しくも同じ時期にインテルに所属したクリスティアン・ヴィエリ、ロナウド、ロベルト・バッジョ。彼らはその個人的能力で対戦チームを、相手選手を、その監督を殺す。そして、パレルモを相手にしたズラタン・イブラヒモビッチは、彼らのように破壊した。たった14分の間に。

 

イブラヒモビッチの自身が奪った3点はいずれもしっかりとした技術に裏打ちされた得点。足の振りを最小限にしながら放たれた高速シュートの一点目。冷静な切り返しでDFを置き去りにした二点目。そしてまるで何事もなかったかのように放った信じられない三点目のミドルシュートイブラヒモビッチはこれで、試合を終わらせてしまった。ミランが6年間何をしても勝てなかったレンゾ・バルベラで、いらないジンクスを一人で打ち払った。

 

彼が暴力行為による三試合欠場中に「ミランとイブラヒモビッチは過大評価」という記事が出た。書いたのはインテル御用達のライター(彼はイブラヒモビッチインテルに所属しタイトルを獲得していることを忘れてしまったのだろうか?)。はっきり言えばやっかみの、ここ最近のインテルの不調を八つ当たりするような記事だった。しかしイブラヒモビッチはピッチで答えを出した。戦術を破壊する事で。もし彼の今までの評価が過大だったのならば、パレルモと言うチームは一体何なのだろうか? ただ一つ言える事は、ズラタン・イブラヒモビッチはクラッキ、ただそれだけだろう。