ジェンナーロ・イヴァン・ガットゥーゾと私、2

サッカーとかを愛する馬鹿な男のページ。

ハッスル7 観戦記

前回ハッスル6の時はあまりの試合のグダグダっぷりに観戦機を書くのを断念しましたが、今回は
やりますよ! いややっぱり試合はグダグダだったんですけれども。

○オープニング
まず多分今ハッスル軍で一番おいしい石狩太一がビデオで登場して諸注意。当然最後は川田に蹴ら
れる。やっぱりおいしい。

高田モンスター軍インリン様が舐める様なカメラワークで登場。名古屋弁を披露するが「こんな
言葉喋れない!」「ナナちゃん人形で待ち合わせをする名古屋人」「マウンテンの小倉抹茶スパを
食する名古屋人」をいじる。まさかインリン様からマウンテンの事を聞かされるとは・・・。でもイ
ンリン様、絶対食ったこと無いに違いない。高田総裁登場。「愛知万博愛・地球博のマスコット
は可愛くないな」。そんな事分かってるよ! しかし次の台詞は意味深。「チキン小川君はインリ
ンを試合する事でプロレスの奥深さを思い知るだろう・・・」

リングに笹原GM登場。色々と名古屋を誉めてそれからサングラスして蝶野の真似。新日いじりもこ
こまで来たか・・・。小川も来てハッスルハッスル。

○第一試合
レオナルド・スパンキー&フベントゥ・ゲレーラvsスペル・ウィルス&モンスターJ

何気にいいカードだなあ。とりあえずモンスターJが人気。技を出すたびに「J!」の声がかかる。
君達はあれか、アルファベットが付いてればなんでもいいのか! しかしハッスルの雰囲気だと面
白いスポットも立ち消えになっちゃう印象。フービーなんかは頑張ってたのに。コーナーに上って、
向かってくる二人に対して片っぽにミサイルキック→そのままもう一人にボディアタック、とか中
々だと思ったんですが。しかしその後のJがスパンキーに雪崩式ブレーンバスターを狙う→Jがも
たもたしてる間にフービーがやってきてセカンドロープに上ってJを肩車しようとする(でもこれ
何狙ったか全く不明です)→ウィルスがやってきてフービーにパワーボム、ついでにすげえ高さの雪
崩式ブレーンバスターも成功、のシーンは流石に盛り上がりました。その後のJの裏・不知火とか出
て盛り上がった所でスパンキーの雪崩式スライスブレッドNo.2が決まって終了。ぶっちゃけると試
合としてはこの試合が一番面白かった・・・。もう少し長く見たかったなあ・・・。

○第二試合
“ハッスルコング”ケビン・ランデルマン&ハッスル・タイタスvs鬼蜘蛛&X

高田モンスター軍控え室。島田二等兵が総統にXって誰ですか? と聞くとそこにはNJPWが。
「これってニュー・ジャージー・パワフル・ウォリア−、略してNJPWですよね?」「馬鹿が!
違いが分からんのか! 今日のため私が直々に改造したナゴヤ・ジョー・パワフル・ウォリアーだ
!」 ・・・ちなみに説明しておきますと本日の会場である愛知県体育館名古屋城敷地内に存在し
ます。入場も一人だけケロちゃん風のリングアナに前口上言ってもらってからの入場。おちょくっ
てるなあ・・・。ランデルマン組は昔のテレビ番組で使われたであろうキングコングの歌で入場。こ
の違和感は説明しがたいです・・・。試合内容はどんなに鬼蜘蛛が色んな動きをしようとも他の三人
が三人なんで・・・。あ、でもランデルマンは何気に旋回式ボディアタックかましたり、バク宙ドロ
ップキックをかましたりで、もし上手く教えれる人がいるんならすげえ技とか出来そうですけど、
そんな暇あったら総合の練習しますよね・・・。でもフィニッシュとなったトップロープからのエル
ボードロップも中々の高さでした。

○第三試合
石狩太一vsモンスター℃

石狩は試合前のコントで「ハッスルI」の仕込みも十分。と言う訳で試合は「I」と「C」の声が飛ぶ
川田と℃の試合とあんまり変わらない様相。とはいえ℃が軽くあしらいつつ、と言った試合展開で
ぬるぬると。途中石狩が気合を入れて℃を追い込みパワーボムアピールするもののすげえ速さで切
り返えされ、逆にパワーボムで終わり。石狩、こういう試合で川田のコピーするのはしょうがない
とはいえ、何か別の要素も入れないと今のままじゃハッスルではコント要員でしかないなあ。それ
こそ今日の相手であるモンスター℃が何故人気あるかを考えないと。

○第四試合 ハードコアマッチ
田中将斗&黒田哲弘&高岩隆一vs長州力金村キンタロー石井智宏

「は、長州と一緒に入場しちゃうと金ちゃんのブリブラダンス見れないんじゃ!?」 見れました。
子供達と一緒にカム・アウト・アンド・プレイにのってブリブラダンス。一番前の子供が微妙にリ
ズムがずれていて可愛かったです。もう満足だ! そんな訳あるか! まあこの試合の注目点とし
て「どこまで長州がハードコアに付き合うのか?」という所なんですが結論をいうと田中から優し
く机殴打と高岩から机の上にデスバレーボム、だけでした。金ちゃんなんて二階席からダイブした
のに・・・。フィニッシュは田中から奪ったギターで黒田殴打→リキラリアットでした。

○第五試合
ハッスルRIKISHIvsジャイアント・シルバ

いや全然印象に無い。つーかシルバの動きに関しては最初から期待してないからいいとしてリキシ
も足を痛めたらしくグダグダに・・・。お約束のスティンクフェイスからバンザイ・ドロップで終わ
ったんですが手間取りすぎですよ・・・。試合終了後はリングアナの人と観客を呼んでお約束のダン
ス。まあこれ見れればいいか・・・。

○第六試合
川田利明vs坂田亘

まあ二人のスタイル上、ハードな打撃戦になるのは予想できたんですが、川田が膝を痛める→当然
のようにそこを攻める坂田、というスポットが逆に足を引っ張ってしまったような・・・。変形デスロ
ックとかは良かったんですが、他の攻め手が打撃しかないもんですから散漫な印象に。最後は川田
のパワーボムをキックアウトした坂田でしたが直後の顔面蹴りは返せず。ふらふらになりながらも
一人で帰る坂田に川田がマイクで「お前もやればハッスルできるじゃねえか。俺だけのハッスル、
おまえもうやるか?」と問い掛ける。思えばこれが伏線なのかもしれない・・・。

○メインイベント
小川直也ハッスルなでしこHikaru&中村監督vsインリン様ダン・ボビッシュ&アリシンZ

いやもうインリン様に限りますよ! 他の選手なんてどうでもいいや、と思わせるぐらいインリン
様の雰囲気が強かった。高田総裁が用意した勝負服は黒のセパレート。手には鞭(ついでに体の一
部も当然らしいので試合での仕様許可が出てました)、靴はピンヒールですよ! すごい格好でも
ちろん会場もインリン様の応援がいっぱい。試合前は小川に怯まずにらみ合うは、鞭はびゅんびゅん
振るうは小川にM字でキャメルクラッチ仕掛けるは、ちゃんと小川に捕まってお尻ペンペンされる
はと流石色んな意味で自分の役目をしっかりとこなされていました。最高です。試合は途中でモンス
ター軍が乱入→皆で小川をボコボコに→最後は大の字の小川をインリン様がM字で乗っかってフォー
ル、で終了。

最後は当然高田総裁が登場。また高田総裁のマイクがまた・・・。最高なんですよ。決められた台詞は
もちろん、途中で入るファンの野次も上手く切り返して次のマイクに繋げちゃう。正直言えば今のハ
ッスルで一番価値があるのは高田総裁のマイクなのかもしれません。まあ内容は今まで突っぱねてき
た小川に対して「いつ私をそのリングに上げるんだ?」等、裏を読むと小川に期待している面もある
のか? と思わせる内容でした。他にも「プロレスは強さだけでは駄目、サイコロジーだ」なんてま
るで老舗団体に言ってるようなマイクもありました。続いてインリン様のM字ビターン。実はメイン
の途中からお立ち台が花道の横にあるのが見えたんですよ。だから期待してたんですがちゃんとあっ
て良かった! もうM字ビターンが決まってお立ち台が回った瞬間、周りじゃあみんなカメラや携帯
構えてましたよ! やっぱり最高だインリン様! そんな我々に高田総裁が最後に一言。「君達、今
日は何を見に来たんだ?」 そんなの決まってますよ!

最後の締めは小川がハッスルハッスル。それをリングの傍らで見ていた川田が握手を求めてきた小川
にビンタ、帰っていく川田を小川が追いかけて終了。ハッスル軍、どうやら内部分裂らしいです。話
の続きも出来て次のハッスルはどう動いていくのか、正直試合の中身を充実させて欲しいと思いつつ
これにて観戦記終了です。